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地デジ録画がDVDにダビングできない原因は?CPRMの仕組み

レコーダーのダビング画面を開いても、入れたはずのディスクがダビング先の候補に出てきません。

あるいは「このディスクにはダビングできません」と表示されて先へ進めません。

地デジの録画でこれが起きるときは、CPRM(記録メディア上のコピー回数を制限する著作権保護技術)のどこかが噛み合っていないことがほとんどです。

確かめる場所は4つあります。ディスクがCPRM対応品かどうか、録画用の形式に初期化されているか、番組のコピー回数が残っているか、そして再生する機器が対応しているかです。

本記事では、ダビングできないときの切り分け・ダビング10とコピーワンスの数え方・コピー回数を使い切る前にやっておくことを解説します。

他店で断られたテープこそ、ダビングコピー革命へ

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思い出デジタル編集部

ビデオテープと写真のデジタル化の方法と費用をまとめたサイトです。VHS・8ミリビデオ・写真・カセットまで媒体別に、自分でやる手順と業者に出す場合の料金を、各社の公式サイトで確認した情報にもとづいて解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

記事の目次
目次を全て見る
  1. 地デジ録画がDVDにダビングできないとき、最初に確かめる4か所
  2. CPRM対応のディスクか、放送録画用の形式に初期化できているか
    1. パッケージの「デジタル放送録画用」表記を見る
    2. 初期化の形式はメーカーごとに呼び方が違う
  3. ダビング10とコピーワンスでは、残っているコピー回数が違う
    1. ダビング10は9回のコピーと1回のムーブ
    2. コピーワンスで運用されている放送がある
    3. 録り方によってはダビング10にならない
  4. ダビングできたのに再生できないのは、プレーヤー側がCPRM非対応だから
    1. 据え置きプレーヤーとカーナビ
    2. パソコンで開けないとき
  5. やってはいけない対処と、ダビング代行業者に頼めない理由
    1. コピーガードを外す方法を探す
    2. ムーブの処理中に電源を切る
    3. ダビング代行業者への依頼
  6. 次に同じところで止まらないためのディスク選びと保管
    1. 買い足すときに見る表記
    2. コピーの枠が残っているうちに1枚作る
    3. 焼いたディスクの置き方
  7. よくある質問
    1. 手元のDVD-RがCPRM対応かどうかは、どこを見れば分かりますか
    2. ダビング10のはずなのに1回しかコピーできません
    3. ダビングしたDVDがパソコンで再生できません
    4. 録画した地デジ番組のダビングを業者に頼めますか
    5. ムーブに失敗して番組が消えました。復元できますか
    6. 番組表を見れば、ダビング10の番組か分かりますか
  8. まとめ
  9. 出典

地デジ録画がDVDにダビングできないとき、最初に確かめる4か所

この症状でレコーダーの故障を疑う人は多いのですが、実際にはディスクの種類と番組側の条件で止まっていることのほうが多いです。画面に出ている表示によって見る場所が変わるので、先に次の対応表で自分がどれに当たるかを決めてください。

画面で起きていること最初に見る場所
ディスクを入れてもダビング先として選べないパッケージの「CPRM対応」「デジタル放送録画用」の表記
「ダビングできません」と表示されて進まないディスクの初期化が放送録画用の形式になっているか
1番組ダビングしたあと、同じ番組を選べなくなったその番組のコピー残り回数(コピーワンスかどうか)
ダビングは終わったのに他のプレーヤーで映らない再生側のCPRM対応と、ディスクのファイナライズ

4つのどれであっても、レコーダーを修理に出して直るものではありません。

ディスクを買い替えるか、番組に残っているコピー回数の範囲で作業を組み直すかのどちらかになります。

ここでディスクそのものを読み込まない、取り出せないといった機械側の不調が疑われる場合は、テープとディスクが再生できないときの対処で症状別の切り分けを解説しています。

CPRM対応のディスクか、放送録画用の形式に初期化できているか

CPRMは、インテル・IBM・松下電器産業(現パナソニック)・東芝の4社が設立した4C Entityが開発した著作権保護技術です。

2004年4月からBSと地上デジタル放送に1回だけコピーできる「コピーワンス」の制御信号が加えられ、デジタル放送を録画するにはコピー制御に対応したレコーダーと録画用メディアの両方が要るようになりました。

片方でも条件を満たしていないと、書き込みそのものが始まりません。

パッケージの「デジタル放送録画用」表記を見る

DVD-RにはCPRM対応品と非対応品があり、対応タイプと非対応タイプが併売されていました。

非対応のディスクを使っている場合、レコーダーが正常でもデジタル放送の番組は書き込めません。

手元のディスクが買い置きのスピンドル品だと、どちらか分からなくなっていることがよくあります。

パッケージに「CPRM対応」または「デジタル放送録画用」と書かれているかを先に確認し、表記が見当たらないものは地デジのダビングには使わないでください。

パソコンのデータ保存用として売られているディスクも、この表記が無いものは対象外です。

初期化の形式はメーカーごとに呼び方が違う

CPRM対応のディスクでも、放送番組を記録する形式に初期化していないと書き込めない機種があります。

表記は「VR方式」「デジタル放送用」など機種によって違うので、取扱説明書の「ディスクの初期化」や「フォーマット」の項目を開いて、放送録画に使う側の形式を選んでください。

DVD-RWやDVD-RAMは初期化し直せますが、DVD-Rは書き換えができないため、一度ほかの形式で使い始めたディスクは形式を選び直せません。

新しいディスクで試すほうが早いです。

ダビング10とコピーワンスでは、残っているコピー回数が違う

ディスク側に問題が無いのに1番組しかダビングできないときは、番組に付いているコピー回数を使い切っています。同じ地デジの録画でも、どう録ったか・どの放送かによって残っている回数が変わります。

ダビング10は9回のコピーと1回のムーブ

ダビング10は2008年6月2日午前4時に始まった運用で、9回のコピーと1回のムーブ、合計10回を上限とします。

内蔵HDDに録画した番組はDVDへ9枚までコピーでき、10個目はムーブになります。

ムーブは移動なので、実行するとHDDから番組が消えます。

また、ダビング10で作ったDVDから、さらに別のディスクへコピーする孫コピーは作れません。

「1枚目は焼けたのに、そのDVDからコピーできない」という相談は、ここに当たっています。

コピーワンスで運用されている放送がある

ダビング10の対象は地上デジタル放送が基本的にすべてと、BSデジタルの無料放送です。

一方でWOWOWやスターチャンネルなどの有料放送はコピーワンスで運用されているため、1回ディスクへ書き出した時点で番組はHDDから消え、それ以上のコピーはできません。

コピーワンスではHDDへ録画した時点が1世代目のコピーとして数えられるのに対し、ダビング10では受信機内蔵HDDへ蓄積した時点を1世代目として数えない点が違います。

録り方によってはダビング10にならない

DVDやBDなどのリムーバブルメディアへ直接録画した番組は、ダビング10の対象になりません。

この場合は従来どおりコピー不可の扱いで、そのディスクから別のディスクへ移すことはできません。

i.LINKやDTCP-IP経由で伝送した番組も、回数の情報を引き継げないためコピーワンスやムーブとして扱われます。

HDDを積んでいない録画機も従来どおりの動作です。

なお、ダビング10の番組かどうかを区別するフラグは番組表(EPG)では送られないため、録る前に番組表から見分けることはできません。

実際の残り回数は、録画一覧で番組ごとの情報を開いて確認してください。

ダビングできたのに再生できないのは、プレーヤー側がCPRM非対応だから

書き込みは終わったのに別の機器で映らない場合、ディスクは失敗していません。CPRMで録画したものはCPRM対応のプレーヤーやパソコンなら再生できますが、非対応の機器では再生できない仕組みになっています。

据え置きプレーヤーとカーナビ

コピー制御信号が加えられたのは2004年4月からなので、それ以前に買ったDVDプレーヤーは対応していない可能性があります。

古いポータブルプレーヤーや車載のDVD再生機も同じです。

本体や取扱説明書に「CPRM対応」の記載があるかを確かめてください。

加えて、他の機器で再生するにはファイナライズ(そのディスクを他機で読めるようにする処理)が要る機種があります。

録画したレコーダーでだけ再生できて他では映らないときは、まずファイナライズが済んでいるかを見てください。

パソコンで開けないとき

パソコンの場合は、ドライブと再生ソフトの両方がCPRMに対応している必要があります。

標準で入っているプレーヤーソフトでは開けないことがあり、ディスク自体に問題が無くても「再生できません」と表示されます。

親戚に配るつもりで焼いたディスクが相手の家で映らない、というのはこの対応関係が原因です。

地デジの録画は、誰の機器でも映る前提では作れないと考えておいてください。

なお、同じ「再生できない」でも、古いビデオテープ側の不調は原因がまったく別です。

切り分けの手順はビデオテープが再生できない原因で解説しています。

やってはいけない対処と、ダビング代行業者に頼めない理由

コピーガードを外す方法を探す

著作権法30条1項は、私的使用を目的とする場合に「その使用する者が複製することができる」と定めています。

ただし同項2号は、技術的保護手段の回避を伴う複製をこの範囲から除いています。

コピー制御を外して複製した時点で、自分の家の中で使うつもりであっても私的複製として扱われないと考えられています。

本記事では回避の手順やソフトには触れません。

ムーブの処理中に電源を切る

ムーブはコピーではなく移動なので、HDD側の番組は処理の完了とともに消えます。

処理中に電源を抜いたり、強制的にディスクを取り出したりすると、ディスクにもHDDにも番組が残らないことがあります。

失敗した番組を元に戻す手段はありません。

書き込み中は操作せず、終了の表示が出るまで待ってください。

ダビング代行業者への依頼

業者が複製の主体になると、本人の複製を前提とする30条の適用は認められにくくなります。

書籍の自炊代行をめぐる訴訟では、知財高裁が複製を行っているのはユーザーではなく業者であると認定し、30条1項の適用を否定して代行業者の控訴を棄却しました。

一審も同じ判断です。

ビデオテープや放送録画のダビングに直接当てはめた判決は確認できませんでしたが、業者が利用者の代わりに複製する構図は変わりません。

店舗にダビング機を置いて客に使わせる形も、30条1項1号が公衆の使用に供する目的で設置された自動複製機器による複製を除いているため、同じ扱いにはなりません。

市販やレンタルの映像ソフトについては、ダビング業者各社が受付できないものとして案内しています。

一方で、自分や家族が撮ったホームビデオは著作権者が本人側にあるため、業者に頼んでも問題になりません。

ダビング業者が断るのは放送や市販ソフトのほうです。

実家から出てきたVHSや8ミリビデオをまとめて頼みたい場合の進め方はビデオテープのデジタル化の方法と費用、本数や納品形式で総額がどう動くかはダビングとデジタル化の料金相場で解説しています。

違法かどうかの最終的な判断は個別の事情によって変わるので、気になる場合は弁護士など専門家に相談してください。

次に同じところで止まらないためのディスク選びと保管

買い足すときに見る表記

録画用のディスクを買い足すときは、パッケージの「デジタル放送録画用」「CPRM対応」の表記を毎回確認してください。

同じ棚にデータ用のDVD-Rが並んでいることが多く、枚数単価だけで選ぶと非対応品を掴みます。

買ってきたら、データ用と録画用を別の袋やケースに分けておくと、次に慌てずに済みます。

コピーの枠が残っているうちに1枚作る

ダビング10の番組は9回までコピーできますが、その枠はレコーダーのHDDに番組が残っているあいだしか使えません。

レコーダーが故障してHDDを交換すると、中の番組は取り出せなくなります。

残しておきたい番組があるなら、枠に余裕があるうちに1枚書き出しておくほうが安全です。

10個目のムーブまで待つと、失敗したときに戻せません。

焼いたディスクの置き方

書き出したディスクは必ずケースに入れ、直射日光と高温多湿を避けた場所に置いてください。

記録面を重ねて山積みにすると傷が付き、読み取りが不安定になります。

大事な映像を1枚だけに預けないことも覚えておいてください。

湿気のこもる押し入れにまとめて保管している場合は、防湿庫の容量と除湿方式の比較で選び方を解説しています。

よくある質問

手元のDVD-RがCPRM対応かどうかは、どこを見れば分かりますか

パッケージかディスクの印刷面にある「CPRM対応」「デジタル放送録画用」の表記で判断してください。

DVD-Rには対応品と非対応品があり、どちらも併売されていました。

表記が見つからないディスクは、地デジの録画には使わないほうが無難です。

レコーダーに入れたときにダビング先として選べるかどうかでも分かりますが、機種によって表示が違うため、パッケージの確認が先です。

ダビング10のはずなのに1回しかコピーできません

録り方か放送の種類を確認してください。

DVDやBDへ直接録画した番組はダビング10の対象外で、従来どおりコピーできません。

i.LINKやDTCP-IP経由で移した番組も回数の情報を引き継げず、コピーワンスやムーブとして扱われます。

WOWOWやスターチャンネルなどの有料放送も、もともとコピーワンスでの運用です。

ダビングしたDVDがパソコンで再生できません

ドライブと再生ソフトの両方がCPRMに対応している必要があります。

どちらかが非対応だと、ディスクに問題が無くても再生できません。

録画したレコーダーでは映るのに他の機器で映らない場合は、ファイナライズが済んでいるかもあわせて確認してください。

録画した地デジ番組のダビングを業者に頼めますか

頼めません。

業者が複製の主体になると、本人の複製を前提とする著作権法30条の適用は認められにくくなり、自炊代行の訴訟でも知財高裁が業者を複製の主体と認定して30条1項の適用を否定しています。

ダビング業者が受けられるのは、自分や家族が撮ったホームビデオや写真のほうです。

ムーブに失敗して番組が消えました。復元できますか

戻す手段はありません。

ムーブは移動なので、処理が中断するとディスクにもHDDにも番組が残らない場合があります。

残しておきたい番組は、コピーの枠が残っているうちに書き出してください。

番組表を見れば、ダビング10の番組か分かりますか

分かりません。

ダビング10かどうかを区別するフラグは番組表(EPG)では送られないため、録画する前の判別はできません。

録画したあとに、録画一覧で番組ごとの情報を開いて残り回数を確認してください。

まとめ

地デジの録画がDVDにダビングできないときは、ディスクがCPRM対応品か、放送録画用の形式に初期化されているか、番組にコピー回数が残っているか、再生する機器が対応しているかという4か所のどれかで止まっています。レコーダーの修理で解決する話ではないので、パッケージの表記と録画一覧の残り回数から順に確かめてください。

ダビング10なら9回のコピーと1回のムーブが上限で、枠が使えるのはHDDに番組が残っているあいだだけです。

コピーガードを外す方法を探すことも、代行業者に頼むことも、私的複製として扱われない方向に進みます。

ぜひ本記事の確認表と4か所の切り分けを参考に、手元のディスクと番組の状態から順に確かめてください。

出典

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