年賀状のデータ化はどうする?残す分と処分する分の分け方

押し入れの奥から、輪ゴムで束ねた年賀状の束が出てきます。輪ゴムは溶けて紙に張り付き、いちばん下の一枚は20年以上前の日付です。
年に100枚受け取っていれば20年で2000枚になり、段ボール一箱ではおさまりません。
かといって差出人の住所と氏名が刷られた紙なので、そのまま紙ごみの袋に入れるのもためらわれます。
手が止まるのは、捨て方が分からないからというより、何を残すかを決めていないからです。
本記事では、束を前にして最初に決めること・自治体の分別区分の調べ方・年賀状のデータ化にかかる手間と料金の決まり方を解説します。
押し入れの奥から、規格がばらばらのテープの山。【ダビングコピー革命】なら、VHSも8ミリビデオも、業務用のベータカムやU-maticも、まとめて1社で終わります。カビや切れの修復代は料金に込み。状態が読めないまま送っても、あとから総額が動きません。他店で断られたテープこそ、相談する価値があります。

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
年賀状をデータ化する前に決めるのは、捨てる・全部残す・一部残すの3択
枚数を減らす方法を考える前に、何のために残すのかを決めてください。
ここが決まっていないと1枚ずつ読み返すことになり、1時間で数十枚しか進みません。
片づけの現場でいちばん時間を食うのは、分別でも梱包でもなく、この読み返しです。
残す目的は「連絡先」か「筆跡や写真」かで分かれる
住所録として使いたいのであれば、必要なのは直近1〜2年分だけです。
それより古い年賀状の住所は転居や世帯の変化で当てにならず、保管していても出し直すときに使えません。
反対に、手書きの一言や子どもの写真を残したいのなら、古い年ほど代えがきかないものになります。
同じ束でも目的が変われば残す年が逆になるので、先に目的を言葉にしてから手を動かすほうが早く終わります。
束ごとに仕分けして、1枚ずつ読まない
実務としては、年ごとの束を崩さずに「残す候補」「処分」「保留」の3つに振り分けるところから始めます。
保留の山を作っておくと、迷った1枚で全体が止まるのを防げます。
保留が全体の3割を超えたら基準がゆるいので、残す年を1年分に絞るなど条件を足してください。
実家をまとめて片づけている途中であれば、年賀状だけを先に完了させようとせず、箱ごと「あとで見る」に回す判断もあります。
家全体の手順は実家じまいで出てきたテープと写真の片づけ手順で解説しています。
年賀状をデータ化せず処分して後悔しやすいのは、住所録と手書きの一言
捨てるという結論そのものは、おかしな判断ではありません。ただ、束のまま一度も開かずに出してしまうと、あとから取り戻せないものが2つあります。
親族や知人の連絡先が、年賀状にしか残っていないことがある
親が亡くなったあとの片づけでは、年賀状の束が事実上の住所録になっている場合があります。
携帯電話の連絡先は本体のロックが解除できないと開けず、手帳が見つからないことも珍しくありません。
喪中はがきや訃報の連絡先を探すとき、直近の年賀状の差出人一覧がそのまま役に立ちます。
処分を決めていても、直近1年分だけは先に差出人の氏名と住所を控えておくと、あとで探し回らずに済みます。
遺品の中から出てきたものをどう扱うかは遺品整理で出てきたビデオテープの扱い方と残す判断の目安でも解説しています。
写真年賀状は、元データが残っていない時代のものが混ざる
子どもの写真を刷った年賀状は、フィルムやプリントから作っていた時期のものだと元データが存在しません。
送り主の手元にネガが残っていればまだしも、20年前の写真年賀状は、その1枚が最後の形になっていることがあります。
手書きで添えられた一言も同じで、文面の印刷部分と違って同じものは二度と手に入りません。
残すかどうかを決める基準をひとつだけ挙げるなら、印刷だけの面か、手書きか写真が入っているかという点です。
紙ごみに出す前に、分別区分と差出人の個人情報の扱いを確認する
年賀状は紙なので古紙回収に出せそうに見えますが、区分の決め方は自治体ごとに違います。
古紙として集めている自治体もあれば、家庭ごみの区分に入れるよう案内している自治体もあり、全国共通のルールはありません。
お住まいの自治体のごみ分別案内で「はがき」「紙類」の項目を確認してください。
分別区分の調べ方そのものはビデオテープは何ゴミになる?分別の考え方と自治体の調べ方で解説していて、考え方は年賀状でも同じです。
加工がある年賀状は古紙に出せないことがある
金や銀の箔押し、ラメ、表面がつるつるした写真光沢紙、インクジェット写真用のはがきは、古紙のリサイクル工程でそのまま処理できないものとして扱われる場合があります。
自治体の案内で「禁忌品(きんきひん)」という言葉が出てきたら、これは古紙に混ぜてはいけない紙を指す用語です。
加工のある年賀状と、文字だけの年賀状で出し方が分かれることがあるので、束の中身を一度ざっと見ておくと分別の手戻りが減ります。
載っているのは自分ではなく差出人の個人情報です
年賀状に印刷されているのは、差出人の氏名・住所・電話番号です。
自分の情報ではなく他人の情報なので、そのまま袋に入れて集積所に出すことに抵抗を感じるのは自然なことです。
枚数が数十枚なら、宛名面を半分に裂くだけでも、住所と氏名が1枚につながった状態ではなくなります。
数百枚を超えると手作業では終わらないため、家庭用シュレッダーにかけるか、紙を開封せずに溶かす溶解処理をうたうサービスを使う方法があります。
溶解処理は箱単位で受け付ける形が多く、料金は箱の大きさと回収方法で変わるので、申し込み前に総額を確認してください。
未使用のまま残った年賀はがきは別に分ける
書き損じや、買ったまま出さなかった年賀はがきが束に混ざっていることがあります。
これは使用済みのものとは扱いが違うので、処分の山に入れる前に抜き出しておいてください。
未使用はがきの交換や引き取りについては、郵便局の窓口で現在の扱いを確認するのが確実です。
条件や事務手数料は時期によって変わるため、古い情報のまま持ち込まないほうがよいでしょう。
年賀状は売れるのか。使用済みのものに値がつきにくい理由
使用済みの年賀状そのものが買取の対象になることは、ほとんどありません。
理由は3つあって、まず同じ年の同じ文面が全国に大量に存在すること、次に差出人の個人情報が印刷されていて再販売の流通に乗せにくいこと、そして保管状態がばらばらで商品として揃わないことです。
段ボール1箱分を持ち込んでも、査定の手間に対して見合わないと判断されやすい品目です。
例外として探されることがあるのは、戦前の絵はがきや、珍しい消印・記念印が押されたもの、貼られている切手自体に収集価値があるものです。
ただし、これらは専門の店で1枚ずつ見てもらう前提になり、束ごと持ち込んで一括で値がつく形にはなりません。
古い切手が貼ってあるからといって値がつく前提で動くと、鑑定の持ち込みに時間と交通費を使って終わる可能性があります。
値段の期待より、そこに写っているものや書かれている文字を残したいかどうかで決めるほうが納得しやすいところです。
なお、未使用の年賀はがきは金券としての性格があるため、使用済みとはまったく別に扱われます。
こちらは郵便局の窓口か、金券の扱いがある店で確認してください。
古いものに値がつきにくい構造は媒体を問わず似ていて、ビデオテープは売れる?買取の実際と値がつきにくい理由の目安でも同じ観点で解説しています。
残すと決めた年賀状のデータ化は、枚数と「両面か片面か」で手間が変わる
紙の束を減らしつつ内容を残す方法が、年賀状のデータ化です。やり方は自分でスキャンするか、スキャン業者に送るかの2タイプで、分かれ目は枚数と、宛名面まで残すかどうかにあります。
自分でスキャンするなら、枚数より「送り装置があるか」で所要時間が決まる
家庭用の複合機でも、はがきサイズのスキャンはできます。
ただしガラス面に1枚ずつ置いてふたを閉じる方式だと、1枚あたり20〜30秒かかり、300枚で2〜3時間は手が塞がります。
原稿を自動で送り込む装置(ADF)が付いた機種なら、はがきをまとめてセットして連続で読み取れるので、同じ300枚でも作業時間は大きく縮みます。
両面同時読み取りに対応していれば、宛名面と文面を1回で取り込めます。
スマートフォンのカメラで撮る方法もあり、数十枚なら現実的です。
台形のゆがみを補正する撮影アプリを使い、床ではなく机の上で、斜めからの光が入らない場所に置いて撮ってください。
インクジェット印刷の年賀状は表面が擦れやすいので、重ねて滑らせないよう1枚ずつ動かします。
業者に頼む場合、料金は枚数だけでは決まらない
スキャン業者に出す場合の総額は、枚数のほかに次の条件で動きます。見積もりを比べるときは、単価だけを横に並べても判断できません。
| 変わる条件 | 総額への効き方 |
|---|---|
| 片面か両面か | 宛名面も残すと読み取り枚数が2倍になる |
| 解像度(dpi) | 高いほど1枚の単価が上がり、データ容量も増える |
| 納品形式 | USBメモリ・DVD・クラウドのどれかで、媒体代と受け取り方が変わる |
| 最低注文枚数 | 下回ると、その枚数ぶんの料金になることがある |
| 往復の送料 | 枚数に関係なく一律のことが多く、少量だと1枚あたりの負担が増える |
| 原本の返却 | 返却ありは返送料がかかり、処分を頼むと別料金になる場合がある |
年賀状は1枚が小さく軽いため、写真プリントより1枚単価が安く案内されることがあります。
それでも枚数が数百枚になると送料や媒体代の比重は下がり、単価差がそのまま総額差になります。
申し込み前に、自分の枚数と両面の有無を入れた総額を出してもらってください。
写真プリントも一緒に出すなら、同じ業者でまとめられるかどうかで送料が変わります。
写真側の料金構造は写真のデータ化の方法と業者に頼む料金の目安で解説しています。
データにしたあと、紙をいつ捨てるかを決めておく
取り込んだ直後にファイルが開けるかどうかを、パソコンとスマートフォンの両方で確認してから紙を処分してください。
ファイル名が連番だけだと、あとから何年の年賀状か分からなくなるので、年ごとのフォルダに入れておくと探せます。
保存先は1か所にせず、パソコンと外付けのメディア、またはクラウドの2か所に置くのが基本です。
モノを減らしてデータだけ残す進め方はCDを断捨離してデータだけ残す手順でも解説していて、確認してから捨てるという順番は年賀状でも変わりません。
よくある質問
年賀状はそのまま燃えるごみに出していいですか
自治体によって区分が違うので、お住まいの自治体のごみ分別案内で確認してください。
古紙として回収している地域もあれば、家庭ごみに含めるよう案内している地域もあります。
箔押しやラメ、写真光沢紙の年賀状は古紙に出せないとしている案内もあるため、加工のあるものは分けておくと判断しやすくなります。
個人情報が載っていますが、シュレッダーにかけるべきですか
枚数が少なければ、宛名面を手で裂いて住所と氏名が1枚につながらない状態にするだけでも違います。
数百枚あって手作業が難しい場合は、家庭用シュレッダーを使うか、箱のまま溶かす溶解処理のサービスを検討してください。
ただし、細かく裁断した紙を古紙回収に出せるかどうかも自治体で扱いが分かれるので、裁断前に確認しておくと二度手間になりません。
故人宛の年賀状は、いつまで取っておけばよいですか
年数の決まりはありません。
実務として使うのは、喪中や訃報の連絡先を確認する場面なので、直近1〜2年分の差出人情報を控えるか、その年の束だけを残せば足りることが多いです。
相続の手続きで連絡を取る相手が残っている段階であれば、すべての手続きが終わるまで箱ごと保留にしておくほうが安全でしょう。
スマートフォンで撮るのと、スキャナーで取り込むのはどちらがよいですか
数十枚ならスマートフォンのスキャン撮影で足ります。
数百枚になると、1枚ずつ構えて撮る作業が終わらないので、原稿を自動で送る装置が付いた複合機か、業者への依頼を検討してください。
文字のつぶれ方が気になるのは手書きの細い字で、撮影するなら斜めからの光を避け、紙全体に影が落ちない場所を選びます。
宛名面も残したほうがよいですか
住所録として使うなら宛名面が本体なので、両面を取り込んでください。
手書きの一言や写真だけを残したいのであれば文面だけでよく、読み取る枚数が半分になるぶん、自分でやるときの作業時間も業者に頼むときの料金も下がります。
迷う場合は、直近の年だけ両面、それより古い年は文面だけという分け方もできます。
写真が印刷された年賀状は、普通の年賀状と分けるべきですか
処分の面では、写真光沢紙やインクジェット写真用はがきが古紙に出せない扱いになることがあるので、分けておくと分別で迷いません。残す判断の面でも、写真年賀状は元データが存在しないものが混ざるため、文字だけの年賀状とは分けて見るほうが決めやすくなります。
まとめ
年賀状の束で手が止まるのは、捨て方が分からないからではなく、何のために残すかを決めていないからです。
連絡先として使うなら直近の1〜2年分で足り、手書きの一言や写真を残したいなら古い年ほど代えがきかないものになります。
処分そのものは妥当な判断ですが、一度も開かずに出すと、差出人の連絡先と元データのない写真年賀状だけは取り戻せません。
分別区分は自治体ごとに違い、加工のある年賀状は古紙に出せないこともあります。
未使用の年賀はがきは使用済みとは扱いが別なので、処分の山に入れる前に抜いておいてください。
データ化を選ぶ場合、料金は枚数だけでなく片面か両面か・解像度・納品形式・送料で動くため、自分の枚数で総額を出してもらってから比べます。
ぜひ本記事の3択の分け方と、料金が動く6つの条件の表を参考に、束のいちばん上から手をつけてみてください。


